天気が悪いと首こり・肩こりがつらい?季節の変わり目に見直したい姿勢と過ごし方|東郷町

2026年09月29日

「最近、なんとなく首や肩が重い」

「雨の日や天気が変わる前は、いつもより肩がつらい気がする」

「夏の間は気にならなかったのに、朝晩が涼しくなってから首がすっきりしない」

9月後半から秋にかけて、こうした変化を感じていませんか?

東郷町のよもぎ整体院でも、「最近の天気のせいでしょうか?」「気圧が関係しているんですか?」と聞かれることがあります。

天候と痛みの関係を調べた研究はあります。ただ、現時点では「天気が悪いから肩がこる」「低気圧だから首が痛くなる」と一つの原因に決めることはできません。

むしろ振り返ってほしいのが、天候が変わる時期に普段の過ごし方も変わっていないかということです。

雨で外出が減った。
家でスマートフォンを見る時間が増えた。
暑さが続き運動する機会が減った。
仕事では何時間もパソコンに向かっている。

こうした毎日の積み重ねも含めて身体を見ると、「天気のせい」だけでは分からなかった部分が見えてくることがあります。

延べ73,000人以上治療してきた柔道整復師の私だからこそ言える、臨床現場のリアルな声も交えながら、今回は天気と首こり・肩こりについて、姿勢や普段の生活も含めて解説します。

この記事で知ってほしい3つのこと

  • 天気だけを首こり・肩こりの原因とは決められない
  • スマホ・パソコン・座る時間など普段の過ごし方も振り返る
  • 強い頭痛や急な神経症状などは医療機関を優先する

2026年9月後半の名古屋周辺では、暑い日と涼しい日が短期間で入れ替わっています

2026年9月後半の名古屋では、まだ最高気温が30℃を超える日がある一方、雨が降り最高気温が25℃前後まで下がる日もありました。

9月22日は最高気温32.7℃でしたが、26日は24.4℃。数日の間に最高気温が8℃以上変化しています。

9月22日32.7℃最高気温

→

9月26日24.4℃最高気温

「昼間はまだ暑いから半袖。でも朝晩になると少し肌寒い」

そんな時期になってきました。

ただし、この気温差そのものが首こりや肩こりを起こす、と言っているわけではありません。

季節の変わり目には、服装や冷房の使い方、外出時間、活動量、睡眠など、生活そのものも夏から秋へ少しずつ変化します。

首や肩が気になったときは、天気だけを見るのではなく、最近の生活がどう変わったかも一緒に振り返ってみてください。

出典:気象庁「名古屋 2026年9月 日ごとの値」

天気と首こり・肩こりには関係があるの?

「雨が降る前になると身体が重い気がする」と感じる方は珍しくありません。

医学の分野でも、気温・湿度・気圧・降水量などと筋骨格系の痛みとの関係は研究されています。

2024年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、11研究・15,000人以上を対象に、天候と関節リウマチ、膝痛、股関節痛、腰痛などとの関係が検討されました。

その結果、気温や湿度、気圧、降水量などの変化が、これらの筋骨格系疼痛を一時的に悪化させる明確なリスクとは確認されませんでした。

ただ、この研究は首こりや肩こりを直接調べたものではありません。

そのため現時点では、

「天気が悪い日に首や肩がつらいと感じる人はいるものの、天気だけを原因と決めつけることはできない」

と考えておくのがよいでしょう。

「気圧のせい」で終わらせず、その日の過ごし方も振り返ってみる

例えば雨の休日。

外へ出ず、ソファに座ってスマートフォンを見ていたら、動画やSNSに夢中になって1〜2時間。そのまま夕方になり、首の付け根から肩にかけて重くなっていた。

そんな経験はないでしょうか。

雨の日に自宅のソファでスマートフォンを見る40代女性のイラスト
天気が変わる日は、外出や活動量、スマートフォンを見る時間など、普段の過ごし方も変わっていないか振り返ってみましょう。

天候が変われば、外出や活動量、座っている時間なども普段と変わることがあります。

もちろん「雨の日にスマホを見る時間が増えるから首がこる」と一括りにはできません。

「今日はいつもより座っていた時間が長くなかったか」
「最近、外に出る時間が減っていないか」
「仕事以外でも画面を見続けていなかったか」

と考えてみると、自分では気づいていなかった負担が見つかることもあります。

姿勢は「良い・悪い」だけで判断できません

姿勢というと、

「背筋を伸ばさないといけない」
「猫背を直さないと肩こりは良くならない」

と思う方もいます。

しかし、姿勢と首痛との関係はそれほど単純ではありません。

2023年のシステマティックレビュー・メタ解析では、首痛がある人とない人の頭や首の姿勢について複数の研究が検討され、一部の姿勢指標と首痛や障害との関連が報告されています。

一方、すべての姿勢指標で同じ結果が出たわけではありません。

つまり、

「頭が前に出ているから首が痛い」

とまでは言えないということです。

デスクワークで同じ姿勢が続く状態と姿勢を変える工夫を比較した40代女性のイラスト
姿勢を「良い・悪い」だけで考えず、同じ状態を長く続けていないかにも目を向けます。

実際に施術をしていると、「午前中はまだいいけれど、午後3時くらいになると肩が重くなり、何度も首を回したくなる」という相談もあります。

話を聞いてみると、朝からほぼ同じ場所でパソコン作業を続け、休憩中にもスマートフォンを見ていたということもあります。

私が身体を見るときも、「姿勢が良いか悪いか」だけで判断しません。

何時間くらいパソコンを見るのか。
どんな姿勢でスマートフォンを見ることが多いのか。
運転時間は長くないか。
家事で下を向いている時間が多くないか。

症状が出ている首だけを見るのではなく、日常のどんな場面で負担を感じやすいのかも確認します。

首こりについて詳しくはこちら

肩こりでお悩みの方へ

スマートフォンを見る時間も一度振り返ってみてください

2025年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、7研究・10,715人を対象にスマートフォンの過剰使用と首痛との関係が調べられ、両者の間に統計学的な関連が報告されました。

だからといって、

「スマホを見たから首が痛くなった」
「ストレートネックを直せば首こりが治る」

という意味ではありません。

ただ、仕事で何時間もパソコンを使い、帰宅後も長時間スマートフォンを見る生活が続いているのであれば、首肩のつらさを考える際に一度振り返りたい要素の一つです。

特に画面をかなり低い位置に置いたまま、同じ姿勢を長く続けている方は、途中で持つ位置や姿勢を変えてみてください。

ストレートネックについて詳しく見る

日常生活で見直してほしい5つのポイント

まずはこの5つを振り返ってみましょう

  • 同じ姿勢を続けすぎない
  • スマートフォンの位置を時々変える
  • 座りっぱなしを減らす
  • 無理のない範囲で身体を動かす
  • 睡眠・生活リズムも振り返る

1.同じ姿勢を長時間続けない

「正しい姿勢をずっと維持しよう」と力を入れ続けるより、仕事や家事の区切りで一度立つ、少し歩くなど、姿勢そのものを変えてみましょう。

2.スマートフォンを極端に低い位置で見続けない

頭を下げた状態を長く続けず、ときどきスマートフォンの位置や座り方を変えてください。

3.座りっぱなしの時間を減らす

仕事に集中すると、気づけば長時間座ったままという方もいます。飲み物を取りに行くなど、小さな動きを挟むところからで構いません。

4.症状が強くなければ無理のない範囲で動く

雨だからと一日中ほとんど動かずに過ごすのではなく、症状が強くなければ室内を歩くなど、無理のない範囲で普段の活動を続けてみましょう。

強い痛みやしびれ、力の入りにくさがある場合は、無理に運動しないでください。

5.睡眠や最近の生活リズムも振り返る

寝不足が続いていないか。
仕事が忙しく休む時間が減っていないか。
最近スマホを見る時間が増えていないか。

天気だけではなく、ここ最近の生活全体を振り返ってみてください。

このような症状がある場合は、整体より先に医療機関へ相談してください

このような症状は医療機関へ

  • 突然発症し、短時間で非常に強くなった頭痛
  • 発熱を伴う強い頭痛や首の痛み
  • 顔や手足の麻痺、突然力が入りにくくなった
  • ろれつが回りにくい、意識状態がおかしい
  • 転倒や交通事故のあとから強い首痛がある
  • 腕や手の筋力低下、しびれが急速に悪化している

首こりや肩こりの多くが緊急性の高い状態というわけではありません。

ただし、次のような症状がある場合は自己判断で様子を見続けず、医療機関での評価を優先してください。

  • 突然発症し、短時間で非常に強くなった頭痛
  • 発熱を伴う強い頭痛や首の痛み
  • 顔や手足の麻痺、突然力が入りにくくなった
  • ろれつが回りにくい、意識状態がおかしい
  • 転倒や交通事故のあとから強い首痛がある
  • 腕や手の筋力低下、しびれが急速に悪化している

病院や整形外科には、診察や画像検査、神経障害の評価、重い病気の除外、薬物療法、リハビリなど重要な役割があります。

必要な医療を受けたうえで首肩の不快感が続き、仕事や家事など普段の過ごし方まで含めて見直したい場合には、別の視点から身体を確認することも一つの選択肢です。

頭痛について詳しくはこちら

よもぎ整体院では「首だけ」を見て終わりにはしません

首こりで相談された場合も、首だけを触って終わるわけではありません。

首の動きや肩甲骨周辺の状態だけでなく、仕事中の過ごし方、デスク環境、スマートフォン、運転、家事などを伺いながら、どんな場面でつらくなるのかを確認します。

一つだけ変えればすべて解決するという方ばかりではありません。

身体の状態と毎日の生活の両方を見ながら、その方に合った対策を考えていきます。

東郷町やその周辺で、首肩のつらさが続いているものの「どこへ相談したらいいか分からない」という方も、まずは現在の状態を整理するところからで構いません。

猫背・姿勢について詳しく見る

「まだ我慢できる今」に一度振り返ってみてください

「まだ仕事はできるから」

「家事も普通にできている」

「痛いというほどではないし、忙しいから後でいい」

そんなふうに首や肩の重さを後回しにしている方もいると思います。

症状が軽いうちに整体へ行かなければ悪化する、という意味ではありません。

「前より夕方のつらさが増えていないか」
「頭痛を感じる日が増えていないか」
「スマホやパソコンを見る時間が長くなっていないか」

など、自分の変化を知っておくことはできます。

まだ我慢できる今だからこそ、まず生活上の負担を振り返る。

それでも気になる状態が続くなら専門家へ相談する。

注意が必要な症状があれば医療機関で確認する。

そのくらいの距離感で、自分の身体と向き合ってみてください。

よくある質問

Q.天気が悪いと肩こりがひどくなることはありますか?

天候と痛みの関係を調べた研究はありますが、結果は一貫していません。「雨だから肩がこる」と原因を決めるのではなく、その日の活動量や座っていた時間、睡眠なども一緒に振り返ってみてください。

Q.気圧が低いと自律神経が乱れて首が痛くなるのですか?

今回採用した文献だけから、「気圧が下がる→自律神経が乱れる→首こりになる」という単純な因果関係として説明することはできません。気圧だけで首肩の症状を説明しないことが大切です。

Q.ストレートネックなら首こりになりやすいですか?

頭や首の姿勢と首痛の関連を報告した研究はありますが、姿勢だけで首痛の原因を判断することはできません。仕事、活動量、睡眠、スマホ使用なども含めて見ていきます。

Q.肩こりのときは姿勢を良くした方がいいですか?

「良い姿勢をずっと保つ」と考えるより、同じ姿勢を長く続けないことを意識してみてください。座る、立つ、歩くなど、ときどき姿勢を変える方法の方が日常には取り入れやすいでしょう。

Q.首こり・肩こりは病院へ行った方がいいですか?

突然の強い頭痛、麻痺、筋力低下、急速に悪化するしびれ、外傷後の強い症状などがある場合は、整体より先に医療機関へ相談してください。

まとめ|天気だけのせいにせず、普段の過ごし方も振り返ってみましょう

9月末から秋にかけては、暑い日と涼しい日、晴れと雨が短期間で入れ替わる時期です。

「天気が悪いから首肩がつらい」と感じることがあっても、それだけを原因と決めつける必要はありません。

パソコン、スマートフォン、座っている時間、活動量、睡眠など、最近の生活の中に変わったことがないか一度振り返ってみてください。

まず関連情報を確認したい方はこちらからご覧いただけます。

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参考にした医学論文

1.天候と筋骨格系疼痛

論文タイトル
Come rain or shine: Is weather a risk factor for musculoskeletal pain? A systematic review with meta-analysis of case-crossover studies

著者
Manuela L Ferreira, David J Hunter, Allan Fu, Shahreen Raihana, Donna Urquhart, Paulo H Ferreira

掲載誌・発表年
Seminars in Arthritis and Rheumatism, 2024

URL
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38340613/

研究デザイン
システマティックレビュー・メタ解析

研究概要
11研究、15,315人を対象に、気温・湿度・気圧・降水量などの天候要因と、関節リウマチ、膝痛、股関節痛、腰痛などの筋骨格系疼痛との関係を検討した研究です。

主な結果
気温、湿度、気圧、降水量などの変化について、多くの筋骨格系疼痛で一時的な痛みのリスク上昇との明確な関連は確認されませんでした。

解釈上の注意
首こり・肩こりを直接対象とした研究ではありません。この論文だけで「天候と首こり・肩こりには関係がない」と結論づけることもできません。

2.首痛と頭・首の姿勢

論文タイトル
Is Neck Pain Related to Sagittal Head and Neck Posture?: A Systematic Review and Meta-analysis

著者
Babina Rani, Abhijit Paul, Anil Chauhan, Pranita Pradhan, Mandeep S Dhillon

掲載誌・発表年
Indian Journal of Orthopaedics, 2023

URL
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36825268/

研究デザイン
システマティックレビュー・メタ解析

研究概要
26研究を対象に、首痛がある人とない人の頭・頸部の姿勢指標や、姿勢と痛み・障害との関連を検討しています。

主な結果
一部の頭頸部姿勢指標では、首痛のある人とない人の間で差が報告され、痛みや障害との関連もみられました。一方、すべての姿勢指標で同じ結果が確認されたわけではありません。

解釈上の注意
姿勢と首痛との「関連」を示す研究であり、「頭が前に出た姿勢が首痛を引き起こした」という因果関係を証明した研究ではありません。

3.スマートフォン過剰使用と首痛

論文タイトル
Association of smartphone overuse and neck pain: a systematic review and meta-analysis

著者
Yan-Jyun Chen, Ching-Yuan Hu, Wen-Tien Wu, Ru-Ping Lee, Cheng-Huan Peng, Ting-Kuo Yao, Chia-Ming Chang, Hao-Wen Chen, Kuang-Ting Yeh

掲載誌・発表年
Postgraduate Medical Journal, 2025

URL
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39764644/

研究デザイン
システマティックレビュー・メタ解析

研究概要
7研究、計10,715人を対象に、スマートフォンの過剰使用と首痛との関連を検討しています。

主な結果
スマートフォン過剰使用群では、非過剰使用群と比較して首痛との関連が強く、調整済み統合オッズ比2.34が報告されました。

解釈上の注意
統計学的な関連を示した研究であり、「スマートフォンが首痛を直接引き起こす」と証明したものではありません。また、研究対象の年齢層を考えると、同じ数値を50〜60代へそのまま当てはめることも適切ではありません。

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